日本新聞: 玉城知事「首里城必ず復元を」官房長官「全力で取り組む」

玉城たまき知事ちじ「首くび里さと城じょう必かならず復元ふくげんを」官房かんぼう長官ちょうかん「全力ぜんりょくで取り組とりくむ」

Nov 1, 2019 18:11

Furigana

大だい規模きぼな火災かさいで主要しゅような建物たてものが全焼ぜんしょうした那覇なは市しの首くび里さと城じょうをめぐり、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは沖縄おきなわ県けんの玉城たまき知事ちじと総理そうり大臣だいじん官邸かんていで会談かいだんし、速すみやかに態勢たいせいを整ととのえて県けんとともに復元ふくげんに取り組とりくむよう求もとめられたのに対にたいし、財政ざいせい措置そちも含ふくめて可能かのうなかぎりの支援しえんを行おこなう考かんがえを伝つたえました。会談かいだんで沖縄おきなわ県けんの玉城たまき知事ちじは「首くび里さと城じょうは琉球りゅうきゅう沖縄おきなわが歩あゆんできた歴史れきしと文化ぶんかの象徴しょうちょうであり、県民けんみんのアイデンティティーのよりどころとして、いうなれば『ウチナーンチュの魂たましい』とも言いえる場所ばしょでもある。今回こんかいの火災かさいで県民けんみんも大変たいへんショックを受うけている」と述のべました。

そのうえで「首くび里さと城じょうは必かならず復元ふくげんしなければならない。できるだけ速すみやかに態勢たいせいを整ととのえ、沖縄おきなわ県民けんみんとともに復元ふくげんに向むけて取り組とりくんでもらいたい。県けんもできるかぎりの努力どりょくをしていく」と述のべました。

これに対にたいし、菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは「首くび里さと城じょうは沖縄おきなわ県民けんみんにとって特別とくべつ重要じゅうようなシンボルということは認識にんしきしている。県民けんみんに改あらためて心こころからお見舞みまいを申し上もうしあげる。事案じあんが発生はっせいしてから関係かんけい省庁しょうちょうの職員しょくいんを派遣はけんしており、情勢じょうせいの把握はあくに努つとめ、適宜てきぎ、報告ほうこくを受うけている」と述のべました。