日本新聞: 北朝鮮の瀬取り監視のカナダ軍艦長「数多く目撃した」

北朝鮮きたちょうせんの瀬せ取とり監視かんしのカナダ軍ぐん艦長かんちょう「数多かずおおく目撃もくげきした」

Nov 21, 2020 10:11

Furigana

北朝鮮きたちょうせんが洋上ようじょうで積み荷つみにを移うつし替かえる瀬せ取とりを監視かんしするため東シナ海ひがししなかいに派遣はけんされていたカナダ軍ぐんの艦船かんせんの艦長かんちょうがNHKの取材しゅざいに応おうじ、「数多かずおおくの瀬せ取とりを目撃もくげきした。今後こんごどれが不正ふせいなものかを特定とくていすることになる」と述のべて収集しゅうしゅうした情報じょうほうを関係かんけい国こくと共有きょうゆうし、分析ぶんせきが行おこなわれることを明あきらかにしました。国連こくれんの安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいは、北朝鮮きたちょうせんに対にたいして石油せきゆ精製せいせい品ひんの輸入ゆにゅう制限せいげんや北朝鮮きたちょうせん産さん石炭せきたんの輸出ゆしゅつ禁止きんしなどの制裁せいさいを科かしていますが、北朝鮮きたちょうせんは瀬せ取とりの手口てぐちで制裁せいさい逃のがれを繰り返くりかえしています。

このためアメリカや日本にっぽんなどが監視かんしにあたっていますが、カナダも先月せんげつから今月こんげつ19日にちまで東シナ海ひがししなかいで海軍かいぐんのフリゲート艦ふりげ-とかんとヘリコプターを運用うんようして監視かんし活動かつどうを行おこない、20日にち、ステファンソン艦長かんちょうが艦内かんないからオンラインでNHKの取材しゅざいに応おうじました。

この中なかでステファンソン艦長かんちょうは「東シナ海ひがししなかいは世界せかいでも混こみ合あった海域かいいきで商船しょうせんや漁船ぎょせんも航行こうこうしている。瀬せ取とりの中なかには合法ごうほう的てきなものもあり、どれが不正ふせいなものか確認かくにんするのは複雑ふくざつで困難こんなんだ」と述のべました。

そのうえで「数多かずおおくの瀬せ取とりを目撃もくげきした。今後こんごどれが不正ふせいなものか特定とくていすることになる」と述のべて、収集しゅうしゅうした映像えいぞうや情報じょうほうを関係かんけい国こくと共有きょうゆうし、北朝鮮きたちょうせんの制裁せいさい逃のがれに当あたるか分析ぶんせきが行おこなわれると明あきらかにしました。