日本新聞: 小惑星「リュウグウ」の砂地球に到達の可能性観測に挑戦

小惑星しょうわくせい「リュウグウ」の砂すな地球ちきゅうに到達とうたつの可能かのう性せい観測かんそくに挑戦ちょうせん

Nov 21, 2020 07:11

Furigana

日本にっぽんの探査たんさ機き「はやぶさ2」が、小惑星しょうわくせい「リュウグウ」に金属きんぞくを高速こうそくで打ち込うちこんだ時ときに噴き出ふきだした小ちいさな砂すなが、21日にちから数すう日間にちかんにわたって地球ちきゅうに到達とうたつする可能かのう性せいがあり、国立こくりつ天文台てんもんだいなどは高こう感度かんどの望遠鏡ぼうえんきょうを使つかって観測かんそくできるか挑戦ちょうせんすることなっています。

日本にっぽんの探査たんさ機き「はやぶさ2」は、去年きょねん4月つき、小惑星しょうわくせい「リュウグウ」に金属きんぞくの塊かたまりを衝突しょうとつさせて人工じんこうのクレーターを作つくっていて、この衝撃しょうげきのため、高速こうそくで噴き出ふきだした0.1ミリほどの小ちいさな砂すなが、21日にちから数すう日間にちかん、地球ちきゅうに到達とうたつする可能かのう性せいがあるとした分析ぶんせき結果けっかを、国立こくりつ天文台てんもんだいの佐藤さとう幹哉みきや広報こうほう普及ふきゅう員いんが明あきらかにしました。

地球ちきゅうの大気たいき圏けんに突入とつにゅうすると、わずかに発光はっこうするものの、砂すなの粒つぶが小ちいさいことなどから、肉眼にくがんではほとんど見みえないと予想よそうされていて、長野ながの県けんにある、東京とうきょう大学だいがくの高こう感度かんどの望遠鏡ぼうえんきょうで観測かんそくに挑戦ちょうせんするということです。