日本新聞: 桜島で噴火噴煙は5000ｍに 2020年8月以来多量の降灰に注意

桜島さくらじまで噴火ふんか噴煙ふんえんは5000ｍめ-とるに 2020年ねん8月つき以来いらい多量たりょうの降灰こうかいに注意ちゅうい

Feb 14, 2024 20:02

Furigana

たびたび噴火ふんかを繰り返くりかえしている鹿児島かごしま市しの桜島さくらじまで14日にち夜よる、爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかが発生はっせいし噴煙ふんえんが火口かこうから5000メートルの高たかさまで上あがりました。噴煙ふんえんが5000メートルまで上あがったのは4年ねん前まえの8月つき以来いらいです。噴火ふんか警戒けいかいレベルは3のまま変かわりませんが、桜島さくらじま島内とうないでは15日にち未明みめいにかけ「多量たりょう」の降灰こうかいが予想よそうされるとして、気象台きしょうだいが注意ちゅういを呼よびかけています。

気象台きしょうだいによりますと、14日にち午後ごご6時半じはんごろ、桜島さくらじまの南岳みなみだけ山頂さんちょう火口かこうで爆発ばくはつ的てきな噴火ふんかが発生はっせいし、噴煙ふんえんが火口かこうから5000メートルの高たかさまで上あがりました。

桜島さくらじまで噴煙ふんえんが5000メートルの高たかさまで上あがったのは2020年ねん8月つき以来いらいです。

また、大おおきな噴石せきが火口かこうから、1000メートルから1300メートルまで飛とんだのが確認かくにんされました。

この噴火ふんかで噴煙ふんえんが北東ほくとうへ流ながれ、桜島さくらじま島内とうないでは15日にちの午前ごぜん1時じごろまで火山灰かざんばいが巻き上まきあげられて視界しかい不良ふりょうとなり、地面じめんが完全かんぜんに覆おおわれる「多量たりょう」の降灰こうかいが予想よそうされるとして、気象台きしょうだいは不要ふようの外出がいしゅつや車くるまの運転うんてんを控ひかえるよう呼よびかけています。

このほか垂水たるみ市し、霧島きりしま市し、曽於そお市し、姶良あいら市し、伊佐いさ市し、薩摩さつま川内せんだい市し、さつま町まち、湧ゆう水町みずまち、それに宮崎みやざき県けんと熊本くまもと県けんの一部いちぶでも地面じめんにうっすら積つもる程度ていどの「少量しょうりょう」の降灰こうかいが予想よそうされるため注意ちゅういが必要ひつようです。

桜島さくらじまではこれまでもたびたび爆発ばくはつ的てき噴火ふんかが起おきています。

気象台きしょうだいは桜島さくらじまに引き続ひきつづき噴火ふんか警戒けいかいレベル「3」の火口かこう周辺しゅうへん警報けいほうを発表はっぴょうし、南岳みなみだけ山頂さんちょう火口かこうと昭和しょうわ火口かこうからおおむね2キロの範囲はんいでは噴火ふんかに伴ともなう大おおきな噴石せきや火砕流かさいりゅうに警戒けいかいするよう呼よびかけています。