日本新聞: 新型ICBM「火星17型」北朝鮮 “最終発射実験完全な大成功”

新型しんがたICBM「火星かせい17型がた」北朝鮮きたちょうせん “最終さいしゅう発射はっしゃ実験じっけん完全かんぜんな大だい成功せいこう”

Nov 27, 2022 17:11 1

Furigana

北朝鮮きたちょうせんは、11月つき18日にちに発射はっしゃした新型しんがたのICBM＝大陸たいりく間かん弾道だんどうミサイル級きゅうの「火星かせい17型がた」について、キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）総そう書記しょきがことし中ちゅうに完成かんせいを宣言せんげんするよう指示しじしていたとしたうえで「最終さいしゅう発射はっしゃ実験じっけんで完全かんぜんな大だい成功せいこうを収おさめた」と強調きょうちょうしました。また、キム総そう書記しょきが地下ちか発射はっしゃ場じょうの整備せいびに言及げんきゅうしたことも、初はじめて明あきらかにしました。

27日にち付づけの北朝鮮きたちょうせんの朝鮮ちょうせん労働党ろうどうとう機関きかん紙し「労働ろうどう新聞しんぶん」は、今月こんげつ18日にちに発射はっしゃした新型しんがたICBM級きゅうの「火星かせい17型がた」の開発かいはつに携たずさわった国防こくぼう科学かがく院いんの科学かがく者しゃらが、キム・ジョンウン総そう書記しょきに送おくった書簡しょかんの内容ないようを伝つたえました。

書簡しょかんでは、キム総そう書記しょきが「火星かせい17型がた」について、ことし中ちゅうに完成かんせいを宣言せんげんするよう指示しじしていたとしたうえで、「最終さいしゅう発射はっしゃ実験じっけんで完全かんぜんな大だい成功せいこうを収おさめた」と強調きょうちょうしました。

また、キム総そう書記しょきが地下ちか発射はっしゃ場じょうの整備せいびに言及げんきゅうしたことも初はじめて明あきらかにし、アメリカ全土ぜんどが射程しゃていに入はいる可能かのう性せいがある「火星かせい17型がた」の探知たんちや迎撃げいげきを難むずかしくするねらいがあるとみられます。

一方いっぽう、キム総そう書記しょきは、娘むすめとともに科学かがく者しゃらと記念きねん撮影さつえいを行おこない、「核かく戦争せんそう抑止よくし力りょくを非常ひじょうに速はやいスピードで拡大かくだい・強化きょうかしていく」と述のべました。

また、国防こくぼう科学かがく院いんのチャン・チャンハ院長いんちょうを軍ぐんの大将たいしょうに引き上ひきあげるなど、今回こんかいの発射はっしゃに関かかわった100人にん余あまりを昇格しょうかくさせるとともに、片側かたがわ11輪りんの移動いどう式しき発射はっしゃ台だいに「英雄えいゆう」の称号しょうごうを与あたえました。