日本新聞: 核兵器禁止条約 23日にも発効条件満たすか批准が50か国到達へ

核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやく 23日にちにも発効はっこう条件じょうけん満みたすか批准ひじゅんが50か国かこく到達とうたつへ

Oct 21, 2020 21:10

Furigana

核兵器かくへいきの開発かいはつや保有ほゆうなどを禁止きんしする「核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやく」を推進すいしんしてきた国際こくさいNGO、ICAN＝核兵器かくへいき廃絶はいぜつ国際こくさいキャンペーンのメンバーが記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、早はやければ23日にちにも批准ひじゅんする国くにが50か国かこくに達たっし、条約じょうやくが発効はっこうする条件じょうけんを満みたす可能かのう性せいがあるという見通みとおしを示しめしました。3年ねん前まえに国連こくれんで採択さいたくされた核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやくは、50か国かこくが条約じょうやくを認みとめる国内こくないの手続てつづきを終おえる「批准ひじゅん」を行おこなったあとで発効はっこうすることになっていて、批准ひじゅんした国くには現在げんざい47か国かこくとなっています。

今後こんごの見通みとおしについて、ICANの川崎かわさき哲あきら国際こくさい運営うんえい委員いいんは21日にち、オンラインで記者きしゃ会見かいけんを開ひらきました。

この中なかで川崎かわさきさんはニューヨークで23日にち（日本にっぽん時間じかん23日にち夜よる）、各国かっこくが参加さんかして核兵器かくへいき禁止きんし条約じょうやくに関にかんするイベントが開催かいさいされる予定よていで、そのタイミングに合あわせて50か国かこくに達たっする可能かのう性せいがあるという見通みとおしを示しめしました。

その場合ばあい条約じょうやくは、50か国かこくに達たっした90日にち後ごの来年らいねん1月つきに発効はっこうする見込みこみで、川崎かわさきさんは「条約じょうやくができても、すぐに核兵器かくへいきをゼロにはできないが、核かく保有ほゆう国こくも含ふくめた国々くにぐにへのプレッシャーとなり、行動こうどうの変化へんかが期待きたいできる」と述のべました。

日本にっぽん政府せいふは条約じょうやくに参加さんかしない姿勢しせいを示しめしていますが、川崎かわさきさんは「条約じょうやくができたあとは、日本にっぽんを含ふくめ、核かくの傘かさの下したにある国くにの態度たいどを変かえることが大おおきなポイントになるので、市民しみん社会しゃかいから政府せいふへの働はたらきかけを強つよめていきたい」と話はなしています。