台風15
号で
多くの
住宅が
被害を
受けた
千葉県鋸南町の
海沿いに
ある岩井袋地区では、
およそ120ある
世帯の
うちほとんどの
住宅で
屋根が
壊れる被害を
受けていて、
住民は
雨で
水浸しになった
住宅の
後片づけに
追われています。
このうち、
台風で
屋根の
ほとんどが
壊れた
住宅では15
日までに
ブルーシートを
張って
雨の
対策をしたものの、
至る所で
雨漏りし、
床が
水浸しになっていました。
16日は家族や親戚などがモップで水を外に掃き出したり、食器や書類が入ったタンスがこれ以上ぬれないようにブルーシートをかぶせたりする作業に追われていました。中には自宅の台所の雨漏りを食い止めるため、雨の中、屋上に上ってブルーシートを掛けようとして、近くにいたボランティアに止められている男性もいました。
男性は「ブルーシートを掛けてはいたが雨漏りが止まらずつらいので、さらにシートを追加しようと屋根に上ってしまった。早く雨がやんでボランティアの人たちの力も借りたい」と話していました。
岩井袋区の久保田純史郎区長代理は「台風のときは強風がやまず、窓が震えガラスが割れた。不自由な生活で住民に疲労がたまっている。そうした中で再び大雨の被害が出ている。屋根をすぐにでも直したいが、業者の手配が難しいのが現状だ。早く雨がやんでほしい」と話していました。