気象庁によると、ことしの8月は台風や前線(=暖かい空気と冷たい空気がぶつかるところ)で、雨が降りやすい天気が続きました。
西日本で1か月に降った雨の量は、いつもの年の274%で、1946年に調べ始めてから8月では最も多くなりました。日照時間(=太陽が出ている時間)も、いつもの年の48%でした。今まで最も少なかった1980年より少なくなりました。
また、土砂災害(=雨などで土や砂が崩れる災害)があった広島市など、いろいろなところでは短い時間に激しく雨が降りました。
気象庁と一緒に研究している天気の専門家は「8月は異常気象だった」と話しています。そして「地球温暖化も原因の一つで、これからは日本のどこでも、短い時間に激しく雨が降る危険があります。被害が少なくなるように、みんなで考えてほしいです」と話しています。