3年前、東京電力の福島第一原子力発電所で事故がありました。今、日本の原子力発電所は全部止まっています。NHKは先月、原発から半径30km以内にある146の自治体(=県、市、町など)にアンケートを行って、全部の自治体から答えをもらいました。
「原子力規制委員会が新しい基準に合っていると言った場合、近くの原発をまた動かすことを認めるか」と質問しました。「認める」と「いつかは認めたい」と答えた自治体は12%でした。「しばらくは認めない」と「ずっと認めない」は8%でした。「今は決めることができない」と答えた自治体がいちばん多くて、67%でした。
「認めない」と「今は決めることができない」と答えた理由は、「原子力規制委員会の審査が続いている」がいちばん多い30%でした。次は、「政府の対応がこれからだから」が25%、「まちの人が十分に理解していない」が23%でした。