日本新聞: 米朝首脳会談局長ら派遣し情報収集外務省

米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだん局長きょくちょうら派遣はけんし情報じょうほう収集しゅうしゅう外務省がいむしょう

Feb 28, 2019 12:02

Furigana

日本にっぽん政府せいふは米べい朝ちょう首脳しゅのう会談かいだんに合あわせて現地げんちに外務省がいむしょうの金杉かなすぎアジア大洋たいよう州しゅう局長きょくちょうや内閣ないかく官房かんぼうの拉致らち問題もんだい担当たんとうの職員しょくいんを派遣はけんし、情報じょうほう収集しゅうしゅうを行おこなっています。外務省がいむしょうの金杉かなすぎアジア大洋たいよう州しゅう局長きょくちょうは28日にち午前ごぜん、滞在たいざい先さきのホテルで取材しゅざいに応おうじ、記者きしゃ団だんが「アメリカなどと意見いけん交換こうかんは十分じゅうぶんできているのか」と質問しつもんしたのに対にたいし、「できていると思おもう」と述のべたうえで、会談かいだん終了しゅうりょう後ご、アメリカ側がわから内容ないようについて説明せつめいがあるとの見通みとおしを示しめしました。

一方いっぽう、拉致らち問題もんだいについて、現地げんちに派遣はけんされている政府せいふ関係かんけい者しゃは「日本にっぽんとしてはいろいろな話はなしをしているが、それがトランプ大統領だいとうりょうの口くちからどう出でるのかはわからない。流ながれしだいではないか」と話はなしています。

日本にっぽん政府せいふは会談かいだん終了しゅうりょう後ご、アメリカ側がわと首脳しゅのうレベルや外相がいしょうレベルで電話でんわ会談かいだんを行おこなう方向ほうこうで調整ちょうせいを進すすめていて、会談かいだんが北朝鮮きたちょうせんの完全かんぜんな非核ひかく化かや拉致らち問題もんだいの解決かいけつにつながるものになるか、行方ゆくえを注視ちゅうししています。

官房かんぼう長官ちょうかん「拉致らち・核かく・ミサイル解決かいけつ期待きたい」

菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは午前ごぜんの記者きしゃ会見かいけんで「ハノイに政府せいふ関係かんけい者しゃを派遣はけんし、日にち米べい間かんで緊密きんみつに連携れんけいしているところだ。私わたしもしかるべき報告ほうこくを受うけているが、首脳しゅのう会談かいだん開催かいさい中ちゅうの段階だんかいなので、詳細しょうさいについては差し控さしひかえたい。今回こんかいの会談かいだんが拉致らち・核かく・ミサイル問題もんだいの解決かいけつにつながることを期待きたいしたい」と述のべました。

そのうえで菅かん官房かんぼう長官ちょうかんは「トランプ大統領だいとうりょうからは今回こんかいの会談かいだんにおいても、拉致らち問題もんだいにおける協力きょうりょくを約束やくそくする旨むねの力強ちからづよい発言はつげんを頂いただいている。拉致らち問題もんだいの解決かいけつには米国べいこくを含ふくめた国際こくさい社会しゃかいとの緊密きんみつな連携れんけいが不可欠ふかけつだが、同時どうじにわが国わがくに自身じしんも主体しゅたい的てきな取り組とりくみを進すすめることが大事だいじだ。ご家族かぞくも高齢こうれいとなる中なか、一いち日にちも早はやい解決かいけつに向むけてあらゆるチャンスを逃のがさないという決意けついで臨のぞんでいきたい」と述のべました。