洋菓子のバウムクーヘンは、捕虜として日本に連れてこられたドイツ生まれの洋菓子職人、カール・ユーハイムが1919年に広島市で開かれた即売会で日本で初めて紹介したとされています。
ことしで100年となることを記念して、広島市で西暦にちなんで世界一長い2019センチ、20メートルを超えるバウムクーヘン作りに挑戦する催しが行われました。
会場では参加者およそ150人が長さ30メートルを超える鉄製のパイプの回りに小麦粉や卵などが入った生地をかけ、炭火の上で回転させながら焼き上げていきました。
およそ1時間半かけて焼き上げた結果、目標を上回る、長さ20メートル87センチのバウムクーヘンが完成し、世界一長いバウムクーヘンとしてギネス世界記録に認定されました。これまでの世界記録は17メートル44センチでした。
実行委員会の和氣隆正さんは「参加者の皆さんが力を合わせて、記念すべき年に、世界記録が達成できたことをうれしく思います」と話していました。