気象庁は、5日にかけて低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風に十分注意するよう呼びかけています。
気象庁によりますと、暖かく湿った空気や日中の気温の上昇の影響で全国的に大気の状態が非常に不安定になっています。
このうち沖縄県では午後1時45分ごろに那覇空港から南東に20キロ付近の海上で竜巻が観測されました。竜巻は10分ほどで消え、陸には向かわなかったということです。
また、北日本から西日本にかけて局地的に雨雲が発達し、雷雨となっています。
午後5時までの1時間には京都市で53ミリの非常に激しい雨が降ったほか、群馬県嬬恋村で42.5ミリの激しい雨が降りました。
また富山県ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高くなり、土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
大気の不安定な状態は5日まで続く見込みで、5日午後6時までの24時間に降る雨の量は、多いところで関東甲信と北陸で80ミリ、中国地方で60ミリなどと予想されています。
気象庁は低い土地の浸水や川の増水、土砂災害に警戒するとともに、落雷や竜巻などの激しい突風やひょうに十分注意するよう呼びかけています。