鹿児島県の
自衛隊の
鹿屋航空基地に
配備されている
アメリカ軍の
無人偵察機が、22
日着陸した
際に
滑走路を
外れオーバーランしていたことが
防衛省への
取材でわかりました。
防衛省は、
アメリカ側に
安全対策の
徹底を
求めるよう
申し入れを
行ったということです。
防衛省によりますと、22日午前11時ごろ、海上自衛隊の鹿屋航空基地でアメリカ軍の無人偵察機「MQ9」が着陸した際に滑走路を外れオーバーランしました。
無人機は地上設備に接触したあと滑走路脇で停止し、けが人はいませんでしたが、およそ3時間にわたって滑走路を閉鎖したということです。
基地近くにNHKが設置したカメラの映像では、滑走路に無人機が着陸したあと、機体が滑走していった方向から白い煙が立ち上り、複数の消防車両が駆けつける様子が確認できます。
日米両政府は、南西諸島などでの活動を活発化させる中国を念頭に、警戒監視態勢を強化するため、鹿屋基地に「MQ9」8機を配備し、去年11月から運用を続けています。
九州防衛局は「アメリカ側に対し安全対策の徹底を求めるとともに、原因および再発防止策に関し迅速な情報提供等の申し入れを行った」としています。