わくくりいわはなし

Easy Japanese news
N3 Sep 25, 2025 07:09 2056
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일본 신문
むかし広島ひろしまけん三田みたとうげに、おばあさんがひとりんでいました。ばあさん毎日まいにちはた(はた)でぬのつくって生活せいかつしていました。あるあつなつたびをしているぼうさんが「みずをください」といました。ばあさん親切しんせつに、つめたいかわみずをくんでおぼうさんにあげました。

ぼうさんはおばあさんの親切しんせつ感動かんどうして、「このくだ(くだ)からは、いつまでもいとます。でもけっしてうたがってはいけません」とって、っていきました。それからばあさんいと使つかっても、いとはなくなりませんでした。

このはなしいた庄屋しょうやさんは、「このいとわたし着物きものつくってください」とたのみました。ばあさん毎日まいにち一生懸命いっしょうけんめいぬのつくりました。大晦日おおみそか、もうすこしで着物きもの出来できるところで、おばあさんは「このくだなかどうなっているのだろう」とおもい、くだたりさわったりしました。でもなにもありませんでした。

そのあといときゅうなくなりました。ばあさんそとで、ゆきなか、わくくりを使つかっていとつくはじめました。あさになり、庄屋しょうやさんると、おばあさんはおおきないわうえで、わくくりをったままくなっていました。

それから毎年まいとし大晦おおみそかよるなると、そのいわからわくくりのおとこえるようになりました。むらむすめたちは、そのいわを「わくくりいわ」とび、機織はたおりが上手じょうずなるようにねがって、いわうえいとつくるようになりました。
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