米大統領への返り咲きを狙うトランプ前大統領は21日までに、「不法移民は我々の国の血を汚している」とあからさまな反移民の姿勢を改めて示した上で、ナチス・ドイツのヒトラーの著書「我が闘争」は一度も読んだことはないともつけ加えました。
米アイオワ州ウォータールーでの集会で述べました。トランプ氏に関しては最近、反移民の考え方はヒトラーの模倣との批判が出ており、今回の発言は反論した形ともなっています。
トランプ氏は集会で「不法移民は我々の国を滅ぼしており、これは事実だ」と主張。「我々の国の血を汚しており、それが彼らのやっていることだ」などと強調しました。
その上で「『我が闘争』を読んだことはない」とし、「ヒトラーはそうした言葉を用いているが、全く違った方法でだ」と続けました。