消費者庁は、
新型コロナウイルスへの
効果をうたっている
除菌スプレー
など、
およそ40の
商品について
根拠が
認められないとして
表示の
是正を
求めました。
消費者庁では
新型コロナウイルスについて、インターネット
上で
感染予防などに
効果が
あるかのように
広告している
商品の
緊急調査を
行っています。
5日は、4月から5月までに行った調査の結果が公表され、38の商品で表示に問題があったとして、これらを販売する35の事業者に是正を求めたということです。
表示の是正を求めた商品は、アミノ酸や光触媒などを使った除菌スプレーや、海藻に含まれる成分が「サイトカインを抑制」するなどと表示していた健康食品です。
消費者庁は現時点では、ウイルスの性質がまだ詳しく解明されていないうえ、効果を確認する試験が行える環境にはないことから、いずれも根拠が認められないとしています。
問題があった広告の事例については、消費者庁のホームページで紹介されています。
消費者庁表示対策課の西川康一課長は「新型コロナに効くと言われると、ついひかれてしまうが、根拠がないものがあるので注意してほしい。今後も引き続き監視を続けていきたい」と話しています。