日本新聞: 和歌山の断水 6日ぶり給水再開も“飲み水としての使用控えて”

和歌山わかやまの断水だんすい 6日にちぶり給水きゅうすい再開さいかいも“飲のみ水すいとしての使用しよう控ひかえて”

Oct 9, 2021 10:10 1

Furigana

水道すいどう用ようの橋はしが崩落ほうらくした影響えいきょうで大だい規模きぼな断水だんすいが続つづいていた和歌山わかやま市しでは、応急おうきゅうの復旧ふっきゅう作業さぎょうなどが終おわり、9日にち午前ごぜん8時半じはんから6日にちぶりに家庭かていなどへの給水きゅうすいを再開さいかいしました。

給水きゅうすいが始はじまっても濁にごった水みずが流れ出ながれでる可能かのう性せいがあるため、市しはしばらくは飲のみ水すいとして使用しようしないよう呼よびかけています。

今月こんげつ3日にち、和歌山わかやま市しの「紀の川きのかわ」にかかる水みず管かん橋きょうと呼よばれる送水そうすい用ようの橋はしの一部いちぶが崩落ほうらくして市内しないの4割わり近ちかくにあたるおよそ6万まん戸こで断水だんすいしました。

市しは並行へいこうしてかかる県道けんどうの橋はしに仮かりの水道すいどう管かんを設置せっちする応急おうきゅう的てきな工事こうじを行おこない、9日にち午前ごぜん8時半じはんから家庭かていなどへの給水きゅうすいを順次じゅんじ、再開さいかいしているということです。

断水だんすいが続つづいていた住宅じゅうたくでは午前ごぜん8時半じはんに家いえの外そとにある水道すいどうの蛇口じゃぐちを開あけると、茶色ちゃいろに濁にごった水みずが勢いきおいよく流れ出ながれでていました。

給水きゅうすいが再開さいかいした直後ちょくごは水道すいどうから濁にごった水みずが出でる可能かのう性せいがあるため、和歌山わかやま市しはしばらくは飲のみ水すいとして使用しようしないようにするほか、過度かどの使用しようを控ひかえるよう呼よびかけています。

市しは今後こんご、飲のみ水すいとして利用りようできるように水質すいしつ検査けんさをしたうえで、安全あんぜんが確認かくにんされ次第しだい、ホームページやSNSなどで知しらせることにしています。

断水だんすいしていた和歌山わかやま市し北部ほくぶの地域ちいきに住すむ谷奥たにおく喜美子きみこさん（36）の自宅じたくでは、午前ごぜん8時半じはんごろ6日にちぶりに断水だんすいが解消かいしょうしました。

谷奥たにおくさんが子こどもたちと一緒いっしょに家いえの外そとにある蛇口じゃぐちを回まわすとやや茶色ちゃいろく濁にごった水みずが流れ出ながれでましたが、久ひさしぶりに水みずが出でたことを喜よろこびあっていました。

このあと洗面せんめん台だいでは透明とうめいな水みずが流れ出ながれでて、6歳さいの娘むすめが気持きもちよさそうに顔かおを洗あらっていました。

谷奥たにおくさんは「水みずが使つかえず生活せいかつが大おおきく変かわってしまい、子こどもがトイレに行いくときに大人おとなも一緒いっしょに行いって流ながしていました。水みずが出でるようになってとてもうれしいです。きょうは水みずをためてお風呂ふろに入はいろうと思おもいます」と話はなしていました。

和歌山わかやまの断水だんすい 6日にちぶり給水きゅうすい再開さいかいも“飲のみ水すいとしての使用しよう控ひかえて”