日本新聞: 立民代表選 4候補が目指す社会や野党連携の在り方めぐり論戦

立たつ民みん代表だいひょう選せん 4候補こうほが目指めざす社会しゃかいや野党やとう連携れんけいの在り方ありかためぐり論戦ろんせん

Nov 21, 2021 11:11

Furigana

立憲りっけん民主みんしゅ党とうの代表だいひょう選挙せんきょに立候補りっこうほしている4人にんの候補こうほ者しゃは、NHKの「日曜にちよう討論とうろん」で、目指めざす社会しゃかいの姿すがたや国政こくせい選挙せんきょでの共産党きょうさんとうなどとの野党やとう連携れんけいの在り方ありかたをめぐって論戦ろんせんを交かわしました。

どのような社会しゃかいを目指めざすのか

▽逢坂おうさか元もと総理そうり大臣だいじん補佐ほさ官かんは、「人ひとへの投資とうし、教育きょういくに力点りきてんを置おいて、希望きぼうと安心あんしんのある社会しゃかいを作つくっていきたい。国民こくみんの役やくに立たてる、信頼しんらいのある政党せいとうだと思おもってもらえるような活動かつどうをしたい。政策せいさくの幅はばを広ひろげて、多様たような皆みなさんが集あつまり、包含ほうがんできる、懐ふところの深ふかい政党せいとうへの転換てんかんを目指めざしたい」と述のべました。

▽小川おがわ国会こっかい対策たいさく副ふく委員いいん長ちょうは、「人口じんこう減少げんしょうや少子しょうし高齢こうれい化か、そして財政ざいせい悪化あっかや気候きこう変動へんどう、社会しゃかい保障ほしょうのほころびなど、あらゆる構造こうぞう問題もんだいを放置ほうちしてきた日本にっぽんの政治せいじそのものをアップデートしていきたい。国民こくみんの悩なやみや不安ふあん、願ねがいや希望きぼうに寄り添よりそって、しっかりとした対話たいわを行おこないたい」と述のべました。

▽泉いずみ政務せいむ調査ちょうさ会長かいちょうは、「全国ぜんこくの皆みなさんと対話たいわし、コロナ禍かで、医療いりょうを受うけようと思おもっても在宅ざいたくで待機たいきをさせられたり、非ひ正規せいき雇用こようの女性じょせいが真っ先まっさきに雇用こようを打ち切うちきられ、学生がくせいのアルバイトが無なくなったりした話はなしを聞きいてきた。普通ふつうの安心あんしんが得えられる社会しゃかいにしていきたい」と述のべました。

▽西村にしむら元もと厚生こうせい労働ろうどう副ふく大臣だいじんは、「コロナ禍かで適切てきせつな医療いりょうを受うけられずに命いのちを落おとしてしまうという理不尽りふじんなことが多おおく発生はっせいした。また、営業えいぎょう自粛じしゅくや休業きゅうぎょう要請ようせいで大おおきな打撃だげきも出でており『頑張がんばっていたのに何なんでこんなことになってしまうのか』と思おもっている人ひとを政治せいじの力ちからで助たすけたい」と述のべました。

来年らいねんの参院さんいん選せんや次つぎの衆院しゅういん選せんでの野党やとう連携れんけいの在り方ありかたについて、

▽逢坂おうさか氏しは、「党とうの地力じりきをつけることが何なによりも大事だいじだ。1人にん区くや小しょう選挙せんきょ区くでは、与野党よやとう1対たい1の構造こうぞうをつくることに全力ぜんりょくを挙あげる必要ひつようがあるが、政権せいけん構想こうそうをどうするかとは少すこし切り離きりはなして考かんがえなければいけない」と述のべました。

▽小川おがわ氏しは、「選挙せんきょ区く調整ちょうせいは一般いっぱん的てきに必要ひつようで進すすめるべきだと思おもうが、そこから先さきになると、ある程度あるていど政策せいさく合意ごういを前提ぜんていにしなければ短兵急たんぺいきゅうにはできない話はなしであり、現状げんじょうでは難むずかしいという認識にんしきでいる」と述のべました。

▽泉いずみ氏しは、「まずは党とうがしっかりと再生さいせいすべきだ。批判ひはんばかりというイメージがあったのは事実じじつで、変かえる努力どりょくをしなければいけない。国民こくみん民主党みんしゅとう、れいわ新選しんせん組ぐみ、社民党しゃみんとう、共産党きょうさんとうなどとの話し合はなしあいに行いく前まえに、党とう自身じしんの改革かいかくが最さい重要じゅうようだ」と述のべました。

▽西村にしむら氏しは、「まずは党とうの地力じりきを高たかめていくことが当然とうぜんだ。衆議院しゅうぎいん選挙せんきょでほかの野党やとうが候補こうほ者しゃ調整ちょうせいに協力きょうりょくしていただいたことに感謝かんしゃしている。参議院さんぎいん選挙せんきょでも全国ぜんこくに32ある1人にん区くでしっかりと協力きょうりょくしていきたい」と述のべました。