北朝鮮のSLBM=
潜水艦発射弾道ミサイルについて、ミサイルの
技術に
詳しい軍事専門家の
小都元さんは、
地上から
発射するミサイルよりも
探知が
難しく、
日本や
アメリカなどにとって
安全保障上、
大きな脅威だと
指摘しています。
小都さんは、SLBMの
特徴について「
衛星や
地上から
探知が
できる、
地上から
発射するミサイルより
探知が
難しい。
仮に
太平洋に
展開すれば
アメリカ本土を
狙うことが
できるように
なる。
日本海など水深が
深い海域に
展開された
場合、
非常に
探知しづらく、
日本にとっても
脅威だ」と
述べ、
安全保障上の
脅威が
大幅に
高まったという
考えを
示しました。
さらに「北朝鮮は実戦により有利な固体燃料の短距離ミサイルの開発を進めている。発射まで時間がかかる液体燃料のミサイルよりも戦略的に使い勝手がよく、ミサイルの詳しい種類についても分析が必要だ」と述べました。
また、韓国軍の発表で飛行距離はおよそ450キロとみられていますが、小都さんは「飛行距離が短く、発射したのが新型の潜水艦からなのか以前の潜水艦からなのか見極めが必要だ。北朝鮮としては開発をさらに進める必要があるとみられ、今後も追加の発射を行う可能性はある」と述べ、今後、SLBMの発射を繰り返す可能性を指摘しました。