アメリカの
トランプ大統領は、カナダが
導入したデジタル
サービス税についてアメリカの
大手IT
企業を
狙い撃ちにしていると
非難し、
関税措置をめぐるカナダとの
交渉を
打ち切ると
表明しました。
美國總統川普譴責加拿大實施的數位服務稅,認為這是在針對美國大型IT企業,並表示將終止與加拿大就關稅措施的談判。
そのうえでカナダに
新たな
関税を
課す意向を
示しました。
トランプ大統領は27日、自身のSNSでカナダが国外からの乳製品に高い関税を課しているとして不満を示すとともに、デジタルサービス税がアメリカの大手IT企業を狙い撃ちにしていると非難しました。
川普總統於27日在自己的社群媒體上表示不滿,指出加拿大對來自國外的乳製品徵收高額關稅,同時也批評數位服務稅針對美國大型IT企業。
そして「このとんでもない税制を理由に、われわれはカナダとの貿易に関するあらゆる協議を直ちに打ち切る」と表明したうえで、カナダへの新たな関税措置について今後、7日以内に通知すると明らかにしました。
然後他表示:「以這種荒謬的稅制為由,我們將立即中止與加拿大有關貿易的所有協議」,並且透露,關於對加拿大的新關稅措施,將在今後7天內通知。
アメリカやカナダのメディアによりますと、去年6月に発効したカナダのデジタルサービス税は今月30日が最初の納付期限となっています。
根據美國和加拿大的媒體報導,去年六月生效的加拿大數位服務稅,首次繳納期限為本月三十日。
グーグルの親会社のアルファベットや、メタといったアメリカの大手IT企業が対象となり、数十億ドルの負担が新たに生じる可能性があるということです。
這表示,像是谷歌的母公司Alphabet以及Meta等美國大型IT企業將成為對象,可能會新增數十億美元的負擔。
トランプ政権はカナダに対して原則、25%の追加関税を課すなどしています。
カナダのカーニー首相は今月16日、G7サミット=主要7か国首脳会議にあわせてトランプ大統領と会談し、関税などの貿易問題について30日以内の合意を目指して交渉を進めることで一致していました。
加拿大的卡尼總理本月16日與川普總統會談,配合G7高峰會(七大工業國首腦會議),雙方一致同意針對關稅等貿易問題,在30天內達成協議並推進談判。
カナダ カーニー首相「複雑な交渉を続ける」
トランプ大統領がカナダとの交渉を打ち切ると表明したことについて、カナダのカーニー首相は27日、記者団に対し「われわれはカナダの国民にとっての最善の利益のために複雑な交渉を続けていく」と述べました。
加拿大卡尼總理:「將繼續進行複雜的談判」——針對川普總統表明將中止與加拿大的談判一事,加拿大總理卡尼於27日對記者表示:「我們將為了加拿大國民的最大利益,繼續推進複雜的談判。」
一方、カナダの公共放送 CBCによりますと、デジタルサービス税を取り下げる用意があるかという質問に対して、カーニー首相は答えなかったということです。
另一方面,根據加拿大公共廣播公司(CBC)的報導,當被問及是否有意撤回數位服務稅時,卡尼總理並未作出回應。