全米で
人種差別への
抗議活動が
続く中、ニューヨークの
アメリカ自然史博物館に
ある、セオドア・ルーズベルト
元大統領の
像が
撤去されることになりました。
馬に
乗った
大統領が、
アメリカ先住民と
アフリカ系の
人物を
従えた
この像は、
植民地主義の
象徴だ
などとして
以前から
批判の
対象となっていました。
これは21
日、アメリカ
自然史博物館が
明らかにしたものです。
国内外から多くの人が訪れる、アメリカ自然史博物館の正面にあるセオドア・ルーズベルト元大統領の像は、馬に乗った大統領がアメリカ先住民とアフリカ系の人物を従えていて、植民地主義や白人優位主義の象徴だとして以前から批判の対象となっていました。
博物館側は「像をめぐる議論についての展示を行うなど対話を進めてきたが、それだけでは不十分なことが明白になった」と説明しています。
撤去について、ニューヨーク市のデブラシオ市長は「正しい判断だ」と述べているほか、ルーズベルト元大統領の親族も「銅像を撤去し、前に進むときだ」とコメントしています。
一方、トランプ大統領は、ツイッターに「ばかげている。撤去するな!」と投稿しました。
1940年から設置されていた像を撤去する一方で、博物館は、ルーズベルト家からのこれまでの支援に敬意を表し、館内の展示ホールのひとつに「ルーズベルト」という名称をつけるとしています。