記録的な
豪雨によって
熊本県で
甚大な
被害が
出てから4
日で1
か月です。ボランティアの
受け入れが
県内に
限定される
など新型コロナウイルスの
感染拡大が
復旧の
足かせと
なるなかで、
被災者の
生活再建を
どう進めて
いくかが
課題となっています。
先月4日の記録的な豪雨で、熊本県内では球磨川の氾濫や土砂崩れなどで65人が死亡したほか、今も2人の行方が分かっていません。
住宅の被害は確認されているだけで全壊が223棟、半壊が383棟、床上浸水が5594棟に上り、3日午前10時の時点で738世帯、1413人が避難所での生活を余儀なくされています。
一方で、新型コロナウイルスへの感染を心配するなどして、被災した自宅で「在宅避難」を続ける人が500人以上いることが県の調査で分かっています。
こうした人たちは支援の手が届きにくく、孤立するおそれもあると指摘されていて、民間の支援団体が実態の把握を進めています。
また、被災地では土砂やがれきを撤去する作業が続いていますが、感染拡大防止のためボランティアの受け入れが県内に限られていることなどから人手が足りず、復旧が遅れている地域があります。
新型コロナウイルスの感染拡大が復旧の足かせとなるなかで、被災者の生活再建をどう進めていくかが課題となっています。