Japanese News: “外国人材法案”を閣議決定新たに２つの在留資格

“外国がいこく人材じんざい法案ほうあん”を閣議かくぎ決定けってい新あらたに２ふたつの在留ざいりゅう資格しかく

Nov 2, 2018 08:11

Furigana

外国がいこく人材じんざいの受け入うけいれを拡大かくだいするため、政府せいふは２に日にちの閣議かくぎで、２ふたつの新あらたな在留ざいりゅう資格しかくを設もうける出入国しゅつにゅうこく管理かんり法ほうの改正かいせい案あんを決定けっていしました。人手ひとで不足ふそくを補おぎなうため、政府せいふは、来年らいねん４月しがつから、外国がいこく人材じんざいの受け入うけいれ拡大かくだいを目指めざしていて、２に日にちの閣議かくぎで、「特定とくてい技能ぎのう」の「１いち号ごう」「２に号ごう」という新あらたな在留ざいりゅう資格しかくを設もうける出入国しゅつにゅうこく管理かんり法ほうの改正かいせい案あんを決定けっていしました。

「特定とくてい技能ぎのう１いち号ごう」は、特定とくていの分野ぶんやで、相当そうとう程度ていどの技能ぎのうを持もつと認みとめられた外国がいこく人じんに与あたえられ、在留ざいりゅう期間きかんは、最長さいちょうで通算つうさん５ご年ねんで、家族かぞくの同伴どうはんは認みとめないとしています。

「特定とくてい技能ぎのう２に号ごう」は、「１いち号ごう」を上回うわまわる「熟練じゅくれんした技能ぎのう」を持もつと認みとめられた外国がいこく人じんに与あたえられ、在留ざいりゅう期間きかんに上限じょうげんを設もうけず、長期ちょうきの滞在たいざいや家族かぞくの同伴どうはんも可能かのうになるとしています。

また、法案ほうあんには、与党よとうの要求ようきゅうを踏ふまえ、法律ほうりつの施行しこう後ご３さん年ねんが経過けいかしたら、新あらたな制度せいどの運用うんようを点検てんけんし、必要ひつような措置そちをとるとする、見直みなおし規定きていが盛り込もりこまれています。

受け入うけいれの対象たいしょうとしては、農業のうぎょうや介護かいご業ぎょうなど14業種ぎょうしゅが検討けんとうされていますが、法案ほうあんには、制度せいどの詳細しょうさいは明記めいきされておらず、成立せいりつ後ごに、省令しょうれいで定さだめるとしています。

一方いっぽう、２に日にちは、外国がいこく人じんの出入国しゅつにゅうこくなどの管理かんりを厳格げんかく化かするため、法務省ほうむしょう入国にゅうこく管理かんり局きょくに代かわる、「出入国しゅつにゅうこく在留ざいりゅう管理かんり庁ちょう」を設もうける法律ほうりつの改正かいせい案あんも決定けっていされました。

政府せいふ与党よとうは、来週らいしゅう８はち日にちに衆議しゅうぎ院いんで法案ほうあんの審議しんぎに入はいり、いまの国会こっかいでの成立せいりつを目指めざしているのに対にたいし、野党やとう側がわは、制度せいどの詳細しょうさいが詰つまっておらず、成立せいりつを急いそぐべきではないとして、十分じゅうぶんな審議しんぎを求もとめています。