大阪の
富田林警察署で
勾留されていた
男が、
弁護士と
会ったあと
接見室から
逃走した
事件で、
男は
以前から
接見に
来た
弁護士に対し、「
面会が
終わったことは
署員に
自分が
伝える」という
趣旨の
話を
繰り返していて、
弁護士は
そのまま帰るのが
常態化していたことがわかりました。
警察は、
計画的に
逃走の
機会をうかがっていたとみて
調べています。
強盗傷害や
窃盗の
罪で
起訴され、
性的暴行をしようとした
疑いで
再逮捕されていた
樋田淳也容疑者(30)は、
今月12
日の
夜、
接見室で
弁護士と
会ったあと
逃走しました。
発生から1週間が過ぎましたが、依然として行方はわかっておらず、警察は3000人の態勢で行方を捜査しています。
警察によりますと、当日、弁護士は面会が終わったことを署員に伝えずに帰り、1人になった樋田容疑者はアクリル板を破って外に出ました。
その後の調べで、樋田容疑者は以前から接見に来た弁護士に対し「面会が終わったことは署員に自分が伝える」という趣旨の話を繰り返し、弁護士がそのまま帰るのが常態化していたことが関係者への取材でわかりました。
警察は弁護士が帰ったあと、署員がどのくらいの時間で確認に来るか見極めるなど、計画的に逃走の機会をうかがっていたとみて詳しいいきさつを調べています。