日本新聞: 花火大会の突風「ガストフロント」が発生か栃木真岡

花火はなび大会たいかいの突風とっぷう「ガストフロント」が発生はっせいか栃木とちぎ真岡もおか

Aug 27, 2018 12:08

Furigana

25日にち、栃木とちぎ県けん真岡しんおか市しの花火はなび大会たいかいの会場かいじょうでテントが倒壊とうかいし、１いち人にんがけがをした突風とっぷうについて、気象台きしょうだいが調査ちょうさを行おこなった結果けっか、積乱雲せきらんうんから冷つめたい空気くうきが吹ふきおろし、地表ちひょう付近ふきんで広ひろがる「ガストフロント」が発生はっせいした可能かのう性せいが高たかいことが分わかりました。25日にちの午後ごご５ご時じ45分ふんごろ、栃木とちぎ県けん真岡しんおか市しで行おこなわれた花火はなび大会たいかいの会場かいじょうで、突然とつぜん、強つよい風かぜが吹ふいて複数ふくすうの屋台やたいのテントが倒たおれ、近ちかくにいた女性じょせいの腕うでに熱湯ねっとうがかかり、軽かるいやけどをしました。

この突風とっぷうについて宇都宮うつのみや地方ちほう気象台きしょうだいが現地げんちで調査ちょうさしたところ、当時とうじ、活発かっぱつな積乱雲せきらんうんが付近ふきんを通過つうかしていたことや急激きゅうげきな気温きおんの低下ていかが起おきていたこと、それに風かぜが強つよい状態じょうたいが10分ふん以上いじょう続つづいていたことを示しめす複数ふくすうの証言しょうげんがあったということです。

一方いっぽうで、竜巻たつまきにみられる漏斗ろうと状じょうの雲くもや渦うずの目撃もくげき情報じょうほうはなかったということです。

こうしたことから今回こんかいの突風とっぷうは、積乱雲せきらんうんから冷つめたい空気くうきが吹ふきおろし、地表ちひょう付近ふきんで周まわりの空気くうきを巻き上まきあげながら進すすむ「ガストフロント」が発生はっせいした可能かのう性せいが高たかいということです。

一方いっぽう、突風とっぷうの強つよさについては、十分じゅうぶんな根拠こんきょが得えられず不明ふめいだとしています。

25日にちの午後ごご５ご時じ45分ふんごろ、栃木とちぎ県けん真岡しんおか市しで行おこなわれた花火はなび大会たいかいの会場かいじょうで、突然とつぜん、強つよい風かぜが吹ふいて複数ふくすうの屋台やたいのテントが倒たおれ、近ちかくにいた女性じょせいの腕うでに熱湯ねっとうがかかり、軽かるいやけどをしました。