일본어 뉴스: 月探査「アルテミス計画」文部科学省約800億円概算要求へ

月つき探査たんさ「アルテミス計画けいかく」文部もんぶ科学かがく省しょう約やく800億おく円えん概算がいさん要求ようきゅうへ

Sep 19, 2020 11:09

Furigana

日本にっぽんが参加さんかして月つきを探査たんさする「アルテミス計画けいかく」について、文部もんぶ科学かがく省しょうは無人むじん宇宙うちゅう輸送ゆそう船せんや生命せいめい維持いじ装置そうちの開発かいはつ費ひなどとしておよそ800億おく円えんを来年度らいねんど予算よさん案あんの概算がいさん要求ようきゅうに盛り込もりこむ方針ほうしんを固かためました。「アルテミス計画けいかく」は、アメリカが主導しゅどうして月つきを周回しゅうかいする新あらたな宇宙うちゅうステーション「ゲートウェイ」を建設けんせつするほか、2024年ねんに再ふたたび月面げつめんに宇宙うちゅう飛行ひこう士しを送おくり、その後そのごも継続けいぞく的てきに月つき探査たんさを行おこなう国際こくさい的てきな計画けいかくで、日本にっぽんは去年きょねん、参加さんかを表明ひょうめいしました。

参加さんか表明ひょうめい後ごとしては初はじめてとなる来年度らいねんどの予算よさん案あんの概算がいさん要求ようきゅうで、文部もんぶ科学かがく省しょうは「アルテミス計画けいかく」関連かんれんとして、「ゲートウェイ」への物資ぶっし補給ほきゅうのための無人むじんの宇宙うちゅう輸送ゆそう船せん「HTVーX」の開発かいはつにおよそ610億おく円えん、生命せいめい維持いじ装置そうちなどの開発かいはつにおよそ76億おく円えん、月つき着陸ちゃくりくの技術ぎじゅつ実証じっしょう計画けいかくにおよそ47億おく円えんと、3つの項目こうもくで合あわせておよそ800億おく円えんを盛り込もりこむ方針ほうしんを固かためました。

これらの項目こうもくの実施じっしには総額そうがくでおよそ2000億おく円えんが必要ひつようになると試算しさんされ、さらに月面げつめん探査たんさ車しゃの開発かいはつ費ひなどは調整ちょうせい中ちゅうだとしています。

「アルテミス計画けいかく」では、日本人にっぽんじん宇宙うちゅう飛行ひこう士しの月面げつめん着陸ちゃくりくも想定そうていされていて、文部もんぶ科学かがく省しょうは、国際こくさい的てきなプレゼンスの獲得かくとくや日にち米べい関係かんけいの強化きょうかなどの意義いぎがあるとしています。

その一方いっぽうで、すでに日本にっぽんが1兆ちょう円えん余あまりを費ついやした国際こくさい宇宙うちゅうステーションは2025年ねん以降いこうも運用うんようが続つづくと見みられ、日本にっぽんの有人ゆうじん宇宙うちゅう開発かいはつは巨額きょがくの費用ひように見合みあった成果せいかをいかに得えるか、課題かだいも指摘してきされています。