ロシアメディアによりますと、シベリアのクラスノヤルスク地方にある軍の弾薬庫で5日午後、大規模な爆発が起き、これに伴って近くの軍の弾薬処理施設でも火事が起きました。
現場近くで撮影された映像では、激しい炎とともに黒い煙が高く立ち上っていて、メディアはこの爆発などで軍の関係者や住民合わせて8人がけがをしたと伝えています。
また、爆発が再び起きるおそれがあるとして、周辺の住民およそ6000人が避難しているということです。
ロシア国防省は、消火用のロボットを現場に派遣するなどして消火活動を進めるとともに、爆発の原因を調べています。
ロシアでは、これまでも軍の弾薬庫や演習場などで火事や爆発が相次ぎ、管理態勢の不備などが指摘されてきましたが、地元の通信社によりますと、ことしは今回を含めてすでに10件起きていて、毎年よりずっと多くなっています。