日本新聞: 「雨量1000ミリ超も早めの避難安全確保を」気象庁が会見

「雨量うりょう1000ミリ超ちょうも早はやめの避難ひなん安全あんぜん確保かくほを」気象庁きしょうちょうが会見かいけん

Aug 13, 2019 15:08 2

Furigana

台風たいふう10号ごうについて、気象庁きしょうちょうの黒くろ良よ龍太りゅうた主任しゅにん予報よほう官かんは13日にち午後ごご、記者きしゃ会見かいけんを開ひらき、今後こんごの見通みとおしや警戒けいかいすべきポイントについて説明せつめいしました。

15日にちごろ西日本にしにほん上陸じょうりくのおそれ

今後こんごの見通みとおしについて黒くろ良りょう主任しゅにん予報よほう官かんは、「14日にちから15日にちにかけて暴風ぼうふう域いきを伴ともなって西日本にしにほんに接近せっきん・上陸じょうりくするおそれがある。超ちょう大型おおがたのため西日本にしにほんと東日本ひがしにっぽんの広ひろい範囲はんいで大雨おおあめ、暴風ぼうふう、高潮こうちょうの災害さいがいのおそれがある。お盆おぼんの時期じきでもあり身みを守まもる行動こうどうを早はやめにとって欲ほしい」と話はなしました。

雨量うりょう1000ミリ超ちょうも / ふだん雨あめ少すくない瀬戸せと内ないなども警戒けいかい

今後こんごの暴風ぼうふうや大雨おおあめなどの見通みとおしについては、「九州きゅうしゅうや四国しこくを中心ちゅうしんに猛烈もうれつな風かぜが吹ふき、海上かいじょうは猛烈もうれつなしけとなるおそれがある。台風たいふうの接近せっきん前まえから紀伊きい半島はんとうや四国しこくの太平洋たいへいよう側がわは南東なんとう斜面しゃめんを中心ちゅうしんに激はげしい雨あめが降ふり、降おり始はじめからの雨量うりょうが多おおいところで1000ミリを超こえる大雨おおあめとなるおそれがある。ふだん雨あめの少すくない瀬戸内せとうち地方ちほうなどでも大雨おおあめとなる見込みこみだ」と述のべました。

命いのちを守まもるため早はやめの避難ひなんを

警戒けいかいが必要ひつようなポイントについては、「西日本にしにほんを中心ちゅうしんに、大雨おおあめによる土砂どしゃ災害さいがいや低ひくい土地とちの浸水しんすい、川かわの増水ぞうすいや氾濫はんらん、暴風ぼうふう、高波たかなみ、高潮こうちょうに厳重げんじゅうに警戒けいかいして欲ほしい。自分じぶんの命いのち、大切たいせつな人ひとの命いのちを守まもるために、市町村しちょうそんの避難ひなん勧告かんこくなどに従にしたがって早はやめ早はやめの避難ひなん、安全あんぜん確保かくほをお願おねがいしたい」と呼よびかけました。

特別とくべつ警報けいほうを待またず避難ひなんを

大雨おおあめの特別とくべつ警報けいほうが発表はっぴょうされる可能かのう性せいについては、黒くろ良りょう主任しゅにん予報よほう官かんは「ゼロではない」としたうえで、「特別とくべつ警報けいほうが発表はっぴょうされた段階だんかいではすでに災害さいがいが発生はっせいしている可能かのう性せいが高たかく、避難ひなんを始はじめるには遅おそすぎる。特別とくべつ警報けいほうの有無うむに関かかわらず早はやめ早はやめの避難ひなんを心こころがけて欲ほしい」と呼よびかけました。