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月の
消費税率の
引き上げが
近づき、
外食チェーンの
間では
消費者の
節約志向が
強まるとみて、
一部の
メニューを
値下げする
などの
動きが
広がっています。
このうちリンガーハットは、
今月1日から
ランチの
メニューで、ギョーザ
7個とごはん、
スープと
漬け
物で
税抜き
価格が370
円という「
格安セット」を
投入しました。
また、主力のちゃんぽんとギョーザのセットも10円値下げして690円にしました。
この会社では去年8月、物流コストの高騰などを理由に13の品目を値上げしたあと、客数が前の年を下回る状態が続いていて、消費税率が引き上げられる前にてこ入れを図ることにしました。
リンガーハットの川内辰雄執行役員は「節約となると、外食の機会は控えられやすいと考えている。このメニューで前の年の客数を超えたい」と話しています。
このほか、ラーメンチェーンの幸楽苑は、すべての商品の本体価格を引き下げることで増税後も今の税込み価格を維持するほか、ケンタッキーフライドチキンも主力商品の税込み価格を増税後も据え置く方針で、外食チェーンの間では消費税の引き上げに合わせ価格を見直す動きが広がっています。