日本新闻: 内村航平「どんなに打ちのめされても、心底、体操が好き」

内村うちむら航わたる平たいら「どんなに打うちのめされても、心底しんそこ、体操たいそうが好すき」

Jun 6, 2021 20:06 2

Furigana

4大会たいかい連続れんぞくのオリンピックとなる東京とうきょう大会たいかいの代表だいひょうに内定ないていした体操たいそうの内村うちむら航わたる平ひら選手せんしゅ。

全ぜん日本にっぽん種目しゅもく別べつ選手権せんしゅけんのあとの会見かいけんで「本当ほんとうに体操たいそうが好すきなんだろうなと思おもう。どんなに打うちのめされても、心底しんそこ、体操たいそうが好すきで、体操たいそうを追求ついきゅうしての繰り返くりかえしだった。４よん大会たいかいもオリンピック行いくとは思おもっていなかった」と思おもいを話はなしました。

“最後さいごは運うんが味方みかたをしてくれた”

4回かい目めのオリンピック代表だいひょうに内定ないていした内村うちむら選手せんしゅは、ミスが出でるなど納得なっとくのいく演技えんぎを6日にちの決勝けっしょうではできず、演技えんぎの直後ちょくごは笑顔えがおが見みられませんでした。

「いい演技えんぎで代表だいひょうを勝ち取かちとりたかった。だめです。ほかの選手せんしゅの演技えんぎを見みていなかったので、演技えんぎを終おえた瞬間しゅんかんは、“終おわったな”と思おもった。代表だいひょうを争あらそっていた米倉よねくら英信えいしん選手せんしゅに申し訳もうしわけない思おもいだ。これでは“キング”とか“レジェンド”とか言いえないし、もっともっと練習れんしゅうしないといけない。きょうは運うんしかない。最後さいごは運うんが味方みかたをしてくれた」

「予選よせんが良よすぎたので自分じぶんを信しんじすぎたのかもしれない。またすぐに演技えんぎをやり直やりなおしたいという思おもいだ」と話はなしました。

4月つきから始はじまった代表だいひょう選考せんこうについては－

「非常ひじょうに難むずかしかった。米倉よねくら選手せんしゅもすごくいいプレッシャーをかけてくれてたので、感謝かんしゃしている。前向まえむきに捉とらえると、オリンピックで完璧かんぺきな演技えんぎを出だすための試練しれんだったと思おもう。完璧かんぺきな演技えんぎが先さきに出でてしまうとオリンピックでそれを超こえるのが難むずかしかったかもしれない。ミスのあったほうが強つよい気持きもちで練習れんしゅうしていける」

“本当ほんとうに体操たいそうが好すき”

東京とうきょうオリンピックについてー

「過去かこに3つのオリンピックに出でてきたが、自分じぶんの生うまれ育そだった国くにで開ひらかれ、延期えんきもあったオリンピック。特別とくべつだという以外いがいに言いいようがない。オリンピックがあるかないかは置おいて、冷静れいせいにとらえると“特別とくべつ”以外いがいのことばが見みつからない」

今こん大会たいかいで4回かい目めのオリンピックになることについてー

「本当ほんとうによく続つづけている。本当ほんとうに体操たいそうが好すきなんだろうなと思おもう。どんなに打うちのめされても心底しんそこ、体操たいそうが好すきで、体操たいそうを追求ついきゅうしての繰り返くりかえしだった。4大会たいかいもオリンピック行いくとは思おもっていなかった。自分じぶん自身じしんでも考かんがえられない、すごいなと思おもう、冷静れいせいに」

“追い求おいもとめる姿勢しせいが大事だいじ”

理想りそうの演技えんぎの追求ついきゅうについてー

「僕ぼくの中なかでは練習れんしゅうでもっと理想りそうに近ちかい演技えんぎを何なん回かいか出だしたことがある。それを試合しあいで出だすことの難むずかしさを改あらためて感かんじている。練習れんしゅうと試合しあいは違ちがうと分わかっているし、1種目しゅもくに専念せんねんしたことも難むずかしさを何なん倍ばいにもしている。進化しんかというより、練習れんしゅうでできていることが何なんで試合しあいでできないのか、追い求おいもとめる姿勢しせいが大事だいじだ。完璧かんぺきが出でることはないと思おもっているが、そこは求もとめないといけないし追い求おいもとめた先さきを見みてみたい。結果けっかや点数てんすうよりそっちを追い求おいもとめたほうが、毎日まいにちの練習れんしゅうが楽たのしくなるという信念しんねんがある。昔むかしから変かわっていないことを今いまなお、強つよく思おもっている」