日本新聞: 1万発の花火被災地の夜空を彩る感染拡大以降で国内最大規模

1万まん発はつの花火はなび被災ひさい地ちの夜空よぞらを彩いろどる感染かんせん拡大かくだい以降いこうで国内こくない最大さいだい規模きぼ

Oct 31, 2020 23:10 4

Furigana

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだい以降いこう、国内こくない最大さいだい級きゅうの花火はなび大会たいかいが東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいの被災ひさい地ち、岩手いわて県けん陸前りくぜん高田たかだ市しで開ひらかれ、1万まん発はつ以上いじょうの花火はなびが夜空よぞらを彩いろどりました。この「三陸さんりく花火はなび大会たいかい」は、陸前りくぜん高田たかだ市しのまちづくり団体だんたいのメンバーなど有志ゆうしおよそ20人にんが地域ちいきを盛り上もりあげようと企画きかくしました。

午後ごご7時じになると、防潮ぼうちょう堤つつみの近ちかくから音楽おんがくに合あわせてさまざまな色いろや大おおきさの花火はなびが次々つぎつぎと打ち上うちあげられました。

主催しゅさい者しゃによりますと、新型しんがたウイルスの影響えいきょうで各地かくちで花火はなび大会たいかいが中止ちゅうしになる中なか、今回こんかい全国ぜんこくから花火はなびを集あつめ、合あわせて1万まん発はつ以上いじょうの花火はなびが打ち上うちあげられたということです。

観覧席かんらんせきは津波つなみで被災ひさいし、ことし再建さいけんされたばかりの野球やきゅう場じょうやサッカー場じょうが活用かつようされ、観客かんきゃく全員ぜんいんを検温けんおんし間隔かんかくをあけて座すわるなど感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしていました。

会場かいじょうには全国ぜんこくから1万まん1000人にんの観客かんきゃくが集あつまり、最大さいだいで直径ちょっけい300メートルの色いろ鮮あざやかな花火はなびに歓声かんせいが上あがっていました。

東京とうきょうから旅行りょこうで訪おとずれた女性じょせいは「こんなにすてきな花火はなびが見みられるとは思おもっていなかったです。ことしは花火はなび大会たいかいは諦あきらめていたので、きょうは胸むねを打うたれました」と話はなしていました。

花火はなび大会たいかいの浅間あさま勝洋かつひろ実行じっこう委員いいん長ちょうは「花火はなびをきっかけに訪おとずれた人ひとにこの町まちのいろんな魅力みりょくに気付きづいてもらうことが目標もくひょうでしたが、成功せいこうしたと思おもいます。来年らいねんも花火はなび大会たいかいを開催かいさいしたいです」と話はなしていました。