日本新聞: 学術会議情報発信強化で会見「若手参加が望ましいか考える」

学術がくじゅつ会議かいぎ情報じょうほう発信はっしん強化きょうかで会見かいけん「若手わかて参加さんかが望のぞましいか考かんがえる」

Nov 12, 2020 21:11

Furigana

日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの会員かいいんの任命にんめいをめぐって、学術がくじゅつ会議かいぎは情報じょうほう発信はっしんを強化きょうかするための会見かいけんを開ひらき、会議かいぎとしての見解けんかいを表明ひょうめいしたほか、国際こくさい的てきな学術がくじゅつ団体だんたいから支援しえんを申し出もうしでる連絡れんらくがあったことなどを公表こうひょうしました。日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎの会員かいいんの任命にんめいをめぐって、学術がくじゅつ会議かいぎは正ただしい情報じょうほうを広ひろく伝つたえる必要ひつようがあるとしてこれまで3か月かげつに1回かい程度ていどだった記者きしゃ会見かいけんを増ふやすことにし、12日にち記者きしゃ会見かいけんを初はじめて開ひらきました。

この中なかで、引き続ひきつづき6人にんが任命にんめいされなかった理由りゆうを明あきらかにすることと、改あらためて任命にんめいすることを求もとめるとしたうえで、学術がくじゅつ会議かいぎの会員かいいんに「若手わかてが少すくない」という指摘してきがあることについて、「業績ぎょうせきをあげた方ほうが会員かいいんの資格しかくになるので自然しぜんと若手わかては少すくなくなる。若手わかての参加さんかをお願おねがいすることが本当ほんとうに望のぞましいか考かんがえる必要ひつようがある」と述のべて会議かいぎ側がわの見解けんかいを示しめしました。

また、100を超こえる国くにや地域ちいきの科学かがくアカデミーなどからなる国際こくさい学術がくじゅつ会議かいぎから会長かいちょうに宛あてて、「現在げんざいの任命にんめいをめぐる事態じたいを懸念けねんしており、何なにかあれば支援しえんしたい」と連絡れんらくがあったとし、国際こくさい的てきにも懸念けねんが共有きょうゆうされていると訴うったえました。

そして、記者きしゃからは「改あらためて同おなじ6人にんの推薦すいせんをしないのか」といった質問しつもんや「補充ほじゅうの手続てつづきをしないのか」といった質問しつもんが出だされ、学術がくじゅつ会議かいぎ側がわは「こうした事態じたいは想定そうていされていないので、どのような手続てつづきをすべきか考かんがえている。いずれにしても法律ほうりつに従にしたがって手続てつづきをすることに尽つきる」と答こたえていました。