教え子の
女子中学生の
首を
絞めて
失神させたうえ、
群馬県高崎市の
山林まで
車で
連れ去ったとして
殺人未遂などの
罪に
問われている
元教員の
裁判で、
検察は「
生徒に
精神的な
苦痛を
与えるなど
結果は
極めて重大だ」として
懲役15
年を
求刑しました。
群馬県高崎市の
元教員内田慎也被告(28)は、ことし
6月、
当時、
勤務していた
中学校の
女子生徒の
自宅に
殺害する
目的で
侵入し、スタンガンを
押しつけ
首を
絞めて
失神させたうえ、
高崎市の
山林まで
車で
連れ去った
などとして、
殺人未遂や
監禁傷害などの
罪に
問われています。
これまでの裁判で、被告は「殺意はなかった」として起訴された内容の一部を否認しています。
18日、前橋地方裁判所で開かれた裁判で、検察は「首を絞める行為は人を殺す典型的な行為で、被告は女子生徒が死ぬ危険性が高いことを認識していた」と説明しました。
そのうえで「生徒にけがを負わせ、精神的な苦痛を与えるなど結果は極めて重大だ」として懲役15年を求刑しました。
一方、被告の弁護士は、「首を絞めたのは大声を出せないようにするためで、殺意は認められない」と主張し執行猶予の付いた判決を求めました。
最後に内田被告は「いろいろな人に迷惑をかけ、申し訳ありませんでした。女子生徒がどんなにつらく苦しい思いをしたかと考えると胸が締めつけられる思いです」などと述べました。
裁判は18日で結審し、判決は20日に言い渡される予定です。