中国の習
近平国家主席と
アメリカの
トランプ大統領は20
日夜、
電話で
会談し、
今月、
合意に
達した
第1段階の
貿易協定について、
互いに
評価しました。
ただ、
中国側は
香港や
新疆ウイグル自治区の
問題で
アメリカが
内政干渉をしているとして
重大な
懸念を
直接伝え、
対応を
改めるよう
求めたとしています。
中国国営の
新華社通信によりますと、習
近平国家主席と
トランプ大統領は20
日夜、
電話で
会談しました。
この中で、習主席は米中の貿易交渉が今月、第1段階の合意に達したことについて、「中国とアメリカや世界の平和と繁栄にとってプラスだ」と述べ評価しました。
これについてトランプ大統領もツイッターに「巨大な貿易協定をめぐって習主席ととてもよい話をした」と投稿し、両者が来月に予定する正式署名に向けて今回の合意を評価し合いました。
また、両首脳は香港や北朝鮮の問題についても意見を交わしたということです。
この中で中国側は、アメリカで「香港人権法」が成立したほか、議会下院で「ウイグル人権法案」が可決されたことを念頭に習主席が「アメリカのマイナスの言行に重大な懸念を表明する。アメリカのやり方は内政干渉であり、中国の利益を損なっている」と述べ、トランプ大統領に対応を改めるよう懸念を直接伝えたとしています。
さらに中国側は北朝鮮が非核化協議の期限とする年末を前に挑発の動きを見せる中、習主席は関係各国が歩み寄り対話を行うべきだと強調したと伝えています。