日本新聞: 「全ゲノム解析」データベース構築へ伊藤忠商事

「全ぜんゲノム解析かいせき」データベース構築こうちくへ伊藤いとう忠ただし商事しょうじ

Jan 14, 2020 04:01

Furigana

大手おおて商社しょうしゃの伊藤いとう忠ただし商事しょうじはベンチャー企業きぎょうと提携ていけいし、患者かんじゃのすべての遺伝いでん情報じょうほうを調しらべる「全ぜんゲノム解析かいせき」のデータを集あつめて、新薬しんやくの開発かいはつなどに活用かつようするデータベースの構築こうちくに乗り出のりだすことになりました。「全ぜんゲノム解析かいせき」は、患者かんじゃの遺伝いでん情報じょうほうをすべて調しらべて効果こうか的てきな治療ちりょうや新あたらしい薬くすりの開発かいはつにつなげようというものです。

これについて伊藤いとう忠ただし商事しょうじは、遺伝子いでんしの解析かいせきを手てがけるベンチャー企業きぎょうと提携ていけいし、遺伝子いでんしのデータを管理かんりするデータベースの構築こうちくに乗り出のりだすことになりました。

今後こんご３さん年ねんをめどに、１いち万まん人にん規模きぼの日本人にっぽんじんの遺伝子いでんしデータを集あつめて研究けんきゅう機関きかんや企業きぎょうに提供ていきょうし、新薬しんやくの開発かいはつやかかりやすい病気びょうきを個人こじん単位たんいで見極みきわめて、食生活しょくせいかつを改善かいぜんするサービスなどに活用かつようできるようにする計画けいかくです。

伊藤いとう忠ただしと提携ていけいしたベンチャー企業きぎょうの社長しゃちょうで、筑波つくば大学だいがくの佐藤さとう孝明たかあき特命とくめい教授きょうじゅは「患者かんじゃをはじめ、全ぜんゲノム解析かいせきの意味いみを幅広はばひろく理解りかいしてもらい、多おおくの人ひとが参加さんかする取り組とりくみにしたい」と話はなしています。