先月、
愛媛県伊方町の
伊方原子力発電所で
起きた
停電トラブルで、
核燃料を
保管する
プールの
冷却装置が43
分間、
停止していたと
四国電力が
発表しました。
1度余りプールの
温度が
上昇しましたが、
核燃料に
異常はなかったということです。
先月25
日、
定期検査中だった
伊方原子力発電所では、
送電に
関わる
装置の
故障が
原因とみられる
停電を
起こし、
一時電源を
喪失しました。
四国電力の発表によりますと、この停電で3号機にある核燃料を保管するプールの冷却装置が43分間にわたって停止していたということです。
このプールにはプルトニウムとウランを混ぜてつくった「MOX燃料」の使い終わったもの16体と、今後、原子炉に入れる予定のMOX燃料5体を含む、合わせて1504体の核燃料が保管されていました。
四国電力によりますと、冷却装置の停止でプールの温度が1.1度上昇したということですが、プール内にあった核燃料に異常は確認されなかったということです。
四国電力では、引き続き停電発生の原因を詳しく調べています。