集計の
トラブルから
最終結果が
公表できない
異例の
事態となっている
アメリカ中西部アイオワ
州の
野党・
民主党の
党員集会をめぐり、アメリカの
有力紙が、
集計作業の
一部に
ミスがあったと
伝えました。
民主党は「
結果の
信頼性を
確保する」として
地元の
支部に対し
集計結果の
再点検を
求めたことを
明らかにしました。11
月のアメリカ
大統領選挙で
政権奪還を
目指す、
野党・
民主党が
候補者選びの
幕開けとして
3日、
中西部アイオワ
州で
開いた
党員集会は
トラブルから
現在も
集計作業が
続いていて、
AP通信によりますと、
集計率97%で
首位の
中道派のブティジェッジ
前サウスベンド
市長が26.2%、
2位の
左派のサンダース
上院議員が26.1%と、わずか0.1
ポイントの
差で
激戦となっています。
こうした中、アメリカの有力紙ニューヨーク・タイムズは6日、集計作業の一部にミスがあったと伝えました。
それによりますと、およそ1700ある党員集会の会場のうち、100か所余りで集計作業のミスが見つかったということです。
民主党全国委員会のペレス委員長は6日、ツイッターに「いいかげんにしてほしい。選挙結果に対する国民の信頼を確保する」と書き込んだうえで、アイオワ州の民主党に再点検を求めたことを明らかにしました。
ペレス委員長によりますと、再点検では各会場に残されている結果をまとめた書類を再確認する作業を求めるということです。
初戦の選挙結果は候補者選びの行方を大きく左右するとされるものの、依然として最終結果が公表できない異例の事態となっています。
サンダース上院議員 勝利を主張
民主党のサンダース上院議員はニューハンプシャー州で6日、記者会見を開きアイオワ州の党員集会の中間の集計について「非常に大きな勝利であり、アイオワ州の皆さんに感謝したい。現時点でわれわれを支持した人はほかの候補者より、およそ6000人多い。この差は決定的だ」と述べ、勝利したのは自分だと主張しました。
また、集計結果を再点検する可能性についてサンダース氏は「8人の有力候補がいるなかでわれわれはおよそ6000人勝っている。これは変わらない」と述べ、再点検を行ってもみずからの勝利は揺るがないと強調しました。