首里城で
起きた
火災から14
日で
2週間です。ことし
国の
重要無形文化財保持者、いわゆる「
人間国宝」に
認定された
琉球古典音楽家の
中村一雄さんが
再建に
向けて
都内で
募金を
呼びかけました。
先月31日、那覇市にある首里城で大規模な火災が起き、再建に向けた支援の動きが広がっています。
このうちことし「人間国宝」に認定された琉球古典音楽家の中村一雄(73)さんが13日、東京・豊島区で募金を呼びかけました。
久米島町出身の中村さんは20代から本格的に三線と唄の修行を始め、その後、後継者の育成とともに精力的に舞台にあがっています。
13日は認定を受けたお祝いの会が開かれ、東京に住む沖縄県出身の人など40人ほどが集まりました。
会では中村さんがみずから作曲した首里城から見た風景をうたった「首里城賛歌」を三線を演奏しながら披露しました。
そのあと中村さんは募金箱を持って首里城の再建のための募金を呼びかけました。
中村さんは「耐えがたい思いがある。みなさんに協力してもらって再建できればと思います」と話していました。
また募金した人は「戦後、復興してきたことをうれしく思っていたので悲しかった。生きてる間に復元されればと思います」と話していました。
中村さんは募金を沖縄県に寄付することにしていて来月9日には沖縄県浦添市で再建に向けたチャリティー公演を行うことにしています。