Báo tiếng Nhật: 「バーチャル遠足」原発事故の子どもにふるさとを福島いわき

「バーチャル遠足えんそく」原発げんぱつ事故じこの子こどもにふるさとを福島ふくしまいわき

Nov 21, 2019 04:11

Furigana

原発げんぱつ事故じこの影響えいきょうで、今いまも避難ひなん生活せいかつを続つづけている福島ふくしま県けん双葉ふたば町まちの子こどもたちに、ドローンの中継ちゅうけい映像えいぞうなどを通をつうじてふるさとの様子ようすを知しらせる、「バーチャル遠足えんそく」が行おこなわれました。

これは、通信つうしん技術ぎじゅつを教育きょういくにいかす試こころみを進すすめるＮＴＴドコモえぬてぃ-てぃ-どこもなどが企画きかくし、20日にち、いわき市しに避難ひなんしている双葉ふたば町まちの２ふたつの小学校しょうがっこうの児童じどうと保護ほご者しゃおよそ50人にんが参加さんかしました。

市内しないの体育館たいいくかんに用意よういされた大おおきなプロジェクターには、町内ちょうないの上空じょうくうに飛とばしたドローンからの中継ちゅうけい映像えいぞうが映し出うつしだされ、児童じどうたちは秋晴あきばれのふるさとの景色けしきを見みたり、来年らいねん春はるの再開さいかいを目指めざして工事こうじが進すすむＪＲじぇいあ-る双葉ふたば駅えきの場所ばしょを確めたりしていました。

また、現地げんちで除じょ染そめに携たずさわる作業さぎょう員いんと中継ちゅうけいでやり取やりとりし、作業さぎょうの進すすみ具合ぐあいを尋たずねたり、「大変たいへんな作業さぎょうをいつもありがとうございます」と感謝かんしゃのことばを伝つたえたりしていました。

全域ぜんいきで避難ひなん指示しじが続つづく双葉ふたば町まちでは、15歳さい未満みまんの立ち入たちいりが認みとめられていないこともあり、児童じどうたちに町まちの記憶きおくはほとんどないということです。

６ろく年生ねんせいの児童じどうは「駅えきの様子ようすがわかったので開業かいぎょうしたら行いってみたい」とか、「みんなと楽たのしく町まちの様子ようすを見みることができた。自分じぶんが生うまれて住すんでいた場所ばしょなので、避難ひなん指示しじが解除かいじょされたら絶対ぜったいに行いきたい」などと話はなしていました。