インドネシアでは、
子どもたちに「ひよこ」を
プレゼントして
世話をさせることで
スマートフォン
などから
引き離し、インターネットへの
依存を
減らそうというプロジェクトが
始まり、
注目を
集めています。インドネシアの
西ジャワ
州バンドンの
地元政府は21
日、
子どもたちのインターネットへの
過度な
依存を
防止するため、
12の
小中学校に
生まれたばかりのひよこ2000
羽を
配りました。
子どもたちに動物を育ててもらうことで、インターネットに費やす時間を減らすことが目的で、登校前と放課後にひよこの世話をするよう求めています。
受け取った子どもたちからは「ひよこを殖やしたい」とか、「食べられるようになるまで育てたい」といった声が上がった一方、「スマートフォンで遊ぶほうが楽しい」という声も出ているということです。
地元政府は、子どもたちの責任感を育むことにもつながるはずだとして、世話の状況やひよこの生育具合を観察し、効果を検証したいとしています。
イギリスの広告代理店がことし1月に発表した報告書によりますと、インドネシア人がインターネットに費やす時間は1日当たり平均で8時間半余りと、世界で5番目に長いということです。果たして「ひよこ」の効果が表れるのか、注目されています。