일본어 뉴스: 明治からの食堂車の変遷たどる昭和初期の定食も鉄道博物館

明治めいじからの食堂しょくどう車しゃの変遷へんせんたどる昭和しょうわ初期しょきの定食ていしょくも鉄道てつどう博物館はくぶつかん

Nov 26, 2019 10:11

Furigana

車窓しゃそうの風景ふうけいを眺ながめながら、食事しょくじを楽たのしめる特別とくべつなひとときを演出えんしゅつしてきた食堂しょくどう車しゃの歴史れきしをたどる特別とくべつ展てんがさいたま市しの鉄道てつどう博物館はくぶつかんで開ひらかれています。この特別とくべつ展てんは、日本にっぽんに食堂しょくどう車しゃができてことしで120年ねんになるのを記念きねんして、さいたま市し大宮おおみや区くの鉄道てつどう博物館はくぶつかんで開ひらかれています。

戦前せんぜんの食堂しょくどう車しゃをイメージしたつくりの会場かいじょうには、歴史れきしを説明せつめいしたイラストや写真しゃしんなどおよそ400点てんの資料しりょうが展示てんじされています。

日本にっぽんで初はじめての食堂しょくどう車しゃは明治めいじ32年ねん、京都きょうとと山口やまぐち県けんの防府ほうふを結むすぶ山陽さんよう鉄道てつどうに登場とうじょうしました。

明治めいじ36年ねんに発行はっこうされた雑誌ざっし「風俗ふうぞく画が報ほう」にはあでやかな着物きものの女性じょせいたちが食堂しょくどう車しゃで洋食ようしょくを食たべる姿すがたがカラーで描えがかれ、富裕ふゆう層そうが利用りようしていたことがうかがえます。

昭和しょうわ中期ちゅうきまで食堂しょくどう車しゃのちゅう房ちゅうぼうで使つかわれた、石炭せきたんを燃料ねんりょうにしたレンジも今回こんかい特別とくべつに公開こうかいされました。

車内しゃないのアナウンスがなかった戦前せんぜんに、乗客じょうきゃくに配くばられていた食堂しょくどう車しゃのチラシのレプリカや、従業じゅうぎょう員いん向むけの接客せっきゃくマニュアルなども展示てんじされています。

特別とくべつ展てんに合あわせて博物館はくぶつかんのレストランでは、昭和しょうわ13年ねん当時とうじ150銭せん、現在げんざいの価格かかくで2500円えん程度ていどで提供ていきょうされていた牛肉ぎゅうにくと野菜やさいの付つけ合あわせなど「洋食ようしょく定食ていしょく」を再現さいげんしたメニューも味あじわえます。

鉄道てつどう博物館はくぶつかん学芸がくげい部ぶの五十嵐いがらし健一けんいちさんは「車両しゃりょうの変遷へんせんだけではなくて、何なにが食たべられていたのかやどのような設備せつびで料理りょうりが作つくられてきたのかなど分わかりやすく展示てんじしていますので多おおくの人ひとに見みにきてほしい」と話はなしていました。