日本新聞: 宮崎駿監督の代表作「風の谷のナウシカ」来年歌舞伎に

宮崎みやざき駿しゅん監督かんとくの代表だいひょう作さく「風かぜの谷たにのナウシカ」来年らいねん歌舞伎かぶきに

Dec 12, 2018 16:12

Furigana

アニメーション映画えいがの巨匠きょしょう、宮崎みやざき駿しゅん監督かんとくの代表だいひょう作さく「風かぜの谷たにのナウシカ」が来年らいねん、宮崎みやざき監督かんとくの作品さくひんとして初はじめて、歌舞伎かぶきになることになりました。

松竹しょうちくによりますと、「風かぜの谷たにのナウシカ」は、来年らいねん12月つきに東京とうきょう銀座ぎんざの新橋しんばし演舞えんぶ場じょうで新作しんさく歌舞伎かぶきとして上演じょうえんされ、主人公しゅじんこうの少女しょうじょ、ナウシカを尾上おのえ菊之助きくのすけさんが、皇女おうじょクシャナを中村なかむら七之助しちのすけさんが演えんじます。

「風かぜの谷たにのナウシカ」は、宮崎みやざき駿しゅん監督かんとくが昭和しょうわ57年ねんから雑誌ざっしで連載れんさいを始はじめた漫画まんがで、その２に年ねん後ごに自身じしんの手てで映画えいが化かされ、代表だいひょう作さくの１ひとつとして世界せかい的てきに知しられています。

戦争せんそうで文明ぶんめい社会しゃかいが滅ほろび、汚染おせんされた時代じだいを舞台ぶたいに、ナウシカが「王蟲おうむ（オーム）」と呼よばれる生き物いきものなどと心こころを通かよわせ、苦悩くのうしながらも力強ちからづよく生いきる姿すがたを描えがいた物語ものがたりです。

宮崎みやざき監督かんとくの作品さくひんが歌舞伎かぶきとなるのは初はじめてで、映画えいがでは描えがかれなかった部分ぶぶんも含ふくめ、宮崎みやざき監督かんとくが13年ねんかけて完結かんけつさせた全ぜん７なな巻かんのストーリーを昼夜ちゅうやを通をとおして上演じょうえんするということです。

漫画まんがの連載れんさいを担当たんとうし、映画えいがのプロデューサーも務つとめたスタジオジブリの鈴木すずき敏夫としおさんは「ナウシカを古典こてん歌舞伎かぶきでやる。それがおもしろいと思おもったし、どういうものができるのか楽たのしみです。一いち観客かんきゃくとして楽たのしませて貰もらいます」とコメントしています。