鹿児島県鹿屋市の
老人ホームで
介護職員が
全員退職したあと
入居していた
7人が
相次いで
死亡した
問題で、
鹿屋市は
施設の
入居者などに
行った
調査の
結果、
介護放棄などの
虐待があったと
認める判断をしたことがわかりました。
鹿屋市の
住宅型有料老人ホーム「
風の
舞」では、ことし
8月から
9月の
間に
介護職員8人が
全員退職し、
その後、
先月16
日までに
入居していた
高齢者7人が
相次いで
死亡しました。
鹿屋市は施設に立ち入り調査を行い、入居者への聞き取りや健康状態の確認など通じて虐待の有無を調べていました。
市は、先月の会見では、介護者が不足しているとしたものの「故意による介護放棄は見られず、高齢者虐待があったかは判断できなかった」としていました。
しかし、関係者によりますと、入居者に新たに床ずれが確認されたことなどから市が調査を続けたところ、一部の入居者に対して、高齢者虐待防止法に定められる「介護放棄」などの虐待があったと認める判断をしたということです。
鹿屋市は、この結果を20日、市議会で報告することにしています。
一方、死亡した7人については、現時点では虐待の有無の判断をしていないということです。