積極的な
企業買収が
裏目に
出て
赤字決算に
転落する
見通しの「RIZAP」で、
プロ経営者として
招かれた
松本晃代表取締役が
代表権を
返上することになりました。
引き続き
取締役として
構造改革を
担当しますが、
創業者の
社長に
権限を
集中させることで
経営の
立て直しを
急ぎたいとしています。
フィットネスジムを展開するRIZAPは、本業以外での積極的な企業買収で急成長しましたが、傘下に収めた子会社で業績の改善が遅れ、来年3月期の決算で70億円の最終赤字に転落する見通しです。
採算の悪い事業の見直しを進める中、大手菓子メーカー「カルビー」で会長などを務めたあと、プロ経営者としてことし6月にRIZAPに入った松本晃代表取締役が来月1日付けで代表権を返上することになりました。
これについて、会社では、創業者の瀬戸健社長に権限を集中させ、経営の立て直しを急ぐことがねらいだと説明していて、松本氏は引き続き取締役として、グループの構造改革を担当するとしています。
一方、会社によりますと、企業買収を進めてきた担当の2人の取締役は、業績悪化の責任をとって、辞任する方向で調整しているということです。