元日、
東京 原宿の
竹下通りで
車が
暴走し、
歩行者が
次々にはねられた
事件で
逮捕された
男が、
歩行者をはねて
車を
降りた
直後、
頭から
灯油をかぶっていたことが
捜査関係者への
取材で
分かりました。
警視庁は、さらに
周囲を
巻き込んで
事件を
起こそうとした
可能性もあるとみて
調べています。
元日の
未明、
東京 渋谷区神宮前の
竹下通りを
軽自動車が
暴走し、
歩行者9人をはねる
などして、
このうち19
歳の
男子大学生が
意識不明の
重体になっています。
殺人未遂の疑いで逮捕された大阪 寝屋川市の日下部和博容疑者(21)は「明治神宮で高圧洗浄機を使って灯油を噴射させ火をつけようとしたが失敗し、竹下通りに車で突っ込んだ」と供述しています。
日下部容疑者は竹下通りをブレーキをかけることなく暴走し、歩行者を無防備な背後から次々とはね飛ばしましたが、車が壊れて止まった直後、積んでいた灯油を頭からかぶっていたことが、捜査関係者への取材で分かりました。
視聴者が撮影した映像にも、油を吸収させる白い粉末のような物が車の周囲にまかれているのが確認できます。
日下部容疑者はおよそ20分後に身柄を確保されましたが、警視庁は、車が壊れて止まったあとも周囲を巻き込んで事件を起こそうとした可能性もあるとみて調べています。