日本新聞: 東京五輪・パラボランティアの呼び名は「キャスト」

東京とうきょう五輪ごりん・パラボランティアの呼び名よびなは「キャスト」

Jan 28, 2019 17:01

Furigana

来年らいねんの東京とうきょうオリンピック・パラリンピックのボランティアなどの呼び名よびなが、大会たいかいボランティアと大会たいかいスタッフが「フィールドキャスト」、都市としボランティアが「シティキャスト」に決きまりました。組織そしき委員いいん会かいは、大会たいかいを支ささえるボランティアやスタッフに一体いったい感かんを持もって活動かつどうしてほしいと、親したしみやすい呼び名よびなの４よっつの候補こうほからボランティアの応募おうぼ者しゃによる投票とうひょうを行おこないました。

その結果けっか、呼び名よびなは競技きょうぎ会場かいじょうなどで活動かつどうする大会たいかいボランティアと大会たいかいスタッフが「フィールドキャスト」、町まちなかで活動かつどうする都市としボランティアが「シティキャスト」に決きまりました。

「キャスト」は英語えいごで「配役はいやく」を意味いみし、参加さんかするボランティア一人ひとりひとりに、大会たいかいを盛り上もりあげる重要じゅうような役割やくわりを担になってほしいとの願ねがいが込こめられています。

投票とうひょうには３さん万まん7739人にんが参加さんかし、採用さいようされた呼び名よびなは、最もっとも多おおい42％余あまりの１いち万まん6187票ひょうを集あつめたということです。

候補こうほの絞り込しぼりこみに関かかわった競泳きょうえいのシドニーオリンピック代表だいひょうの萩原はぎはら智子さとこさんは「『キャスト』ということばがわかりやすく親したしみを持もってもらえると期待きたいしている」と話はなしていました。

ボランティアのうち20万まんを超こえる応募おうぼがあった大会たいかいボランティアは、来月らいげつから順次じゅんじ、面接めんせつが行おこなわれ、ことし９月くがつごろまでにおよそ８はち万まん人にんの採用さいよう者しゃが決きまります。

呼び名よびなの重複じゅうふく「問題もんだいない」

2020年ねん東京とうきょう大会たいかいのボランティアなどの呼び名よびなに決きまった「キャスト」という言葉ことばですが、東京とうきょうディズニーリゾートでも働はたらく人ひとを「キャスト」と呼よんでいます。また「フィールドキャスト」は、宅配たくはい大手おおてのヤマト運輸やまとうんゆが一部いちぶの集配しゅうはいスタッフについて同おなじ呼び名よびなを使用しようしています。