去年11
月から
東京 葛飾区の19
歳の
女子大学生が
行方不明になっている
事件で、
遺体を
遺棄した
疑いで
逮捕された
茨城県の35
歳の
男は「
女性を
車の
中で
殺した。ひざ
下くらいまで
畑に
穴を
掘って
埋めた」と
供述していることが
捜査関係者への
取材でわかりました。
警視庁は、
遺体の
身元の
確認を
進め、
詳しい経緯を
調べています。
逮捕されたのは、
茨城県神栖市の
無職、
廣瀬晃一容疑者(35)で、
警視庁によりますと、
去年11
月20
日ごろ、
神栖市須田に
ある畑に
遺体を
遺棄した
疑いが
持たれています。
遺体の捜索は、31日未明から午前11時すぎまで行われ、畑に掘られた深さ50センチほどの穴に寝かされた状態で見つかったということです。
この畑付近では、去年11月20日から行方不明になっている、東京 葛飾区に住む日本薬科大学1年の菊池捺未さん(19)の携帯電話の位置情報が途切れていて、警視庁は、女子大学生とみて遺体の身元の確認を進めています。
これまでの調べで、女子大学生は都内から茨城県の鹿島神宮駅まで電車で移動し、その後、神栖市までタクシーに乗った後、携帯電話の位置情報が途切れて行方が分からなくなりました。
調べに対し、廣瀬容疑者は「女性とはインターネット上の掲示板で知り合った。騒がれて、殺してしまった。畑に女性を埋めた」と供述していますが、その後の調べで、「女性を車の中で殺した。ひざ下くらいまで畑に穴を掘って埋めた」と供述していることが捜査関係者への取材でわかりました。
警視庁は、廣瀬容疑者が住むアパートの部屋を捜索するとともに、乗っていた車を押収し、詳しい経緯を調べています。
付近では以前から携帯電話を捜索
行方不明になっている東京 葛飾区の19歳の女子大学生の携帯電話の位置情報が途切れた茨城県神栖市内の畑付近で、携帯電話などを捜索する捜査員の姿を付近の住民が目撃していました。
住民によりますと、警視庁の捜査員が女子大学生の携帯電話の捜索を行っていたのは、今月26日で、廣瀬容疑者の自宅アパートから北におよそ16キロ離れた神栖市須田の畑付近だったということです。
その時の状況について畑付近に住む50代の男性は「警視庁がこのあたりでGPSが途絶えたと言っていました。早く無事に見つかってほしいと思っていました」と話していました。
警視庁がこの畑付近を捜索したところ、女子大学生とみられる遺体の一部が見つかったということです。
近くに「衣服などが捨てられていた」とする人も
遺体が見つかった茨城県神栖市の畑の近くにあるグラウンドに、女性用の洋服や靴下などが捨てられているのを見つけた人がいたということです。
目撃されたのは、女子大学生の行方がわからなくなった翌日の去年11月21日で、近くに住む女性が目撃者から聞いたということです。
女性は「知り合いが『去年11月21日に女性用の洋服が一式、グラウンドの入り口に捨ててあった』と話していました。『若い女の子のものかな、靴下も捨てられていたからどうやって帰ったんだろう。気持ち悪いよね』と話していました。今回の事件と関係があるのかわかりませんが、警察がこの辺の道路の防犯カメラを調べていたので気になります」と話していました。