「平和行進」は沖縄が本土に復帰した5月15日に合わせて毎年、市民団体や労働組合が行っています。
14日は、アメリカ軍普天間基地がある宜野湾市の市役所近くに県内外から大勢の人が集まり、午前9時ごろから行進を始めました。
参加した人たちは「基地のない沖縄を」と書かれたはちまきをつけて、普天間基地や嘉手納基地の周辺などを歩き、シュプレヒコールをあげながら基地の負担軽減などを訴えました。
「平和行進」はおととしと去年は新型コロナの感染拡大で中止になりましたが、ことしは規模を縮小して3年ぶりに行われました。
「平和行進」に参加した80代の男性は「騒音など基地から派生する問題があるので、沖縄だけに基地を集中させないでほしいです」と話していました。
また、糸満市から参加した60歳の男性は「本土復帰から50年たっても変わらない沖縄の基地の現実を国民全体で考えてほしいです」と話していました。