研究グループは
この装置を
去年開発していましたが、
今回試薬を
改良して
検出の
感度を
高めたうえ、
検体の
調製からウイルスの
有無の
判定に
至るすべての
作業を
自動でできるようにしました。
その結果、PCR検査では結果が出るまで1時間ほどかかるのに対し、同等の精度がありながら、すべての工程にかかる時間をおよそ9分間にまで短縮できたうえ、1回にかかる試薬などは日本円で250円程度と低コストで検査できるとしています。
さらに、変異ウイルスが出現した場合には、対応する試薬を3週間ほどで作り、高い精度で検出ができるということで、理化学研究所の渡邉力也主任研究員は「インフルエンザなど新型コロナ以外の感染症でも応用が期待できる。来年度までには新たな診断装置として製品化を目指したい」と話しています。