ことしの貝殻島周辺でのコンブ漁には去年より11隻少ない220隻が出漁する予定です。
北方領土の貝殻島周辺で行われるコンブ漁は、日本とロシアの民間交渉で操業条件を決めたうえで、例年、6月1日に解禁されています。
しかし、ことしはロシアによるウクライナ侵攻の影響で交渉の開始が大幅に遅れ、例年の解禁日を過ぎた今月3日に妥結しました。
北海道水産会によりますと、17日、操業に必要な「指示書」がロシア側から届いたということです。
これを受けて、地元の漁協は今月20日に操業に関する指導会議を開いたうえで、天候がよければ、その翌日の21日にも出漁する方向で調整しています。

この時期に貝殻島周辺でとれるコンブは「棹前(さおまえ)コンブ」と呼ばれ、質がよく高値で取り引きされることから、漁業者はできるだけ早い出漁を望んでいました。
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